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『彦根かるた』の一覧まとめ、彦根市で販売しているところはどこ?

彦根かるた』みなさんご存知でしょうか?

読札と絵札に分かれた2種類の札を使って遊ぶカードゲーム“かるた”。日本人にはおなじみの「小倉百人一首かるた」は、飛鳥時代から鎌倉時代初期までの代表的な歌人百人の和歌を一人一首ずつ集めて作られたもの。そこから時代を経て、「郷土かるた」という地域に特化したかるたが登場しました。その中の彦根版にあたるのが『彦根かるた』です。

彦根かるたを通して、彦根の知識を身につける一つのきっかけにしてみてください!今回は彦根かるたの一覧を主に掲載しています。気になる販売元にも行ってきました。また一覧の紹介にあたっては、同封の【彦根かるたしおり】を参考にさせていただきました。

彦根かるたとは

【彦根かるたしおり】には制作時の思いとそれぞれの句の説明などが記載されている。

彦根かるたとは、ふるさと彦根の歴史・地理・自然が身につくいろはがるた。昭和58年12月25日に初版が発行されています。

かるたを通して、ふるさと彦根の歴史、文化遺産に親しみを持ってよく知っていただき、彦根への関心をより深められれば、としおりには記載されていました。

著者

彦根少年少女ふるさと研究友の会育成会
〒522−0063 彦根市中央町3−8
(社)彦根青年会議所内
電話番号:0749−22−7522

絵札と読み札

いろは松は、佐和口多聞櫓へと向かう通りの松並木のこと。47本あったことから、47文字にちなみ名前がつけられた。松の種類では土佐松が使われている。産湯はたとえにあたる。

実際のいろは松の姿。

絵札には、彦根の歴史的建造物や景観、人物などが色鮮やかに描かれています。また絵札の裏側は、歌の下の句が書かれているので、百人一首のような遊び方も出来ます。

読み札には、絵札に合わせながら彦根にまつわる歌が詠まれています。
裏側は、その歌が詠まれた解説が記載されています。解説を読むことで、より知識が深まりますね!

絵札と読み札の一覧

ここからは絵札と読み札を一覧にしてまとめました。
また、それぞれの句の中で彦根にまつわる箇所は、太字で記載しています。

い〜へ

い:いろは松 土佐の産湯を あびてくる
ろ:ろうか橋 戦さになれば 落し橋
は:春の城 梅と桜の 香ににおう
に:西に湖 東に鈴鹿の 金亀城
ほ:法界坊 江戸の思いを 鐘によせ
へ:へいや門 むかしをしのぶ 武家屋敷

と〜を

と:通りゆく 芹川堤に けやきの木
ち:ちょうなめが 古さを語る 太鼓門
り:りりしさを きたえ育てた 弘道館
ぬ:ぬれぎぬに うらみは探し 皿の数
る:留守居役 桜田門の 知らせ聞く
を:あふみの海 磯うつ波の幾度か 御代に心をくだきぬるかな

わ〜そ

わ:渡りきし 文化の足場 荒神(山)さん
か:笠塚に 芭蕉をしのぶ 明照寺
よ:夜明け前 鐘鳴りひびく 時報鐘
た:高宮布 背おうて渡る 無賃橋
れ:歴代の 藩主に 直の字を伝え
そ:そのむかし 郡家があった 河瀬の地

つ〜う

つ:着見台 着見と月見の 見張り櫓
ね:年一ど 市民がくり出す 城まつり
な:中山道 宿場は 高宮・鳥居本
ら:羅漢仏 おもかげしのぶ 天寧寺
む:むかしより 仏壇バルブの 地場産業
う:埋れ木の舎に 偉人の あとしのぶ

ゐ〜ま

ゐ:井伊大老 鎖国のかべを 打ち破る
の:野田山に 舟の神あり 金毘羅宮
お:往来に 巡礼行きかう 彦根寺
く:黒門と 赤門のこす 宗安寺
や:弥生式 文化遺跡の 西今町
ま:松原の 内湖にかかる 百間の橋

け〜あ

け:玄宮園 近江八景の 縮図なり
ふ:普光寺の 礎石をのこす 広浜の宮
こ:ごぼう積み 天守を支えて 四百年
え:絵姿に 四季の花咲く 彦根屏風
て:伝説に のこる稲葉の 白うさぎ
あ:赤備え 直政武勇の 関ヶ原

さ〜し

さ:佐和山城 五層の天守と 人はいう
き:鬼門よけ お城を守る 弁財天
ゆ:雪げしき 佐和口多聞の 美しさ
め:めずらしい 出山釈迦あり 多景の島
み:水攻めの 歴史にのこる 肥田城址
し:城内に のこる馬屋の こけらぶき

ゑ〜彦

ゑ:ゑびす講 にぎわう街に 小雪まう
ひ:秀吉の 城から移した 天秤櫓
も:もり上がる 大藪おどりは ヨイトコセー
せ:製糸所の 歴史を語る 平田川
す:摺針の 茶屋と大杉 望湖堂
彦:彦根に学び 彦根に育つ ふるさと研究の会

最後の句は彦根の【彦】で締めくくられていました!

夢京橋キャッスルロードのレリーフ

時報鐘:彦根城に登城する途中にあり、一日として絶やすことなく刻を告げている。高宮布:高宮には布座があり、その集散地であったことから。

実は夢京橋キャッスルロードの石畳には、彦根かるたのレリーフが埋め込まれています。宗安寺前付近にありますので、近くまで行かれた時は一度じっくりと見てみてください!

販売しているところ

郷土の書籍を多く発行している『天晨堂』さん

彦根市にある天晨堂 ビバシティブックセンターで取扱をされています。購入をお考えの方は在庫があるかどうか、一度問い合わせてみてからお店に行かれることをおすすめします。天晨堂さんに尋ねてみたところ、10月中旬〜3月下旬のあいだであれば店頭に彦根かるたが並ぶようです。また3月頃には、ビバシティ内で彦根かるたの大会も行われます。


かるたコーナーに並んでいます。

天晨堂 ビバシティブックセンター
〒522−0044  彦根市竹ヶ鼻43−2 VivaCity専門店街 1F
電話番号:0749−24−2118


彦根市本町二丁目にある「MITTS  FINE BOOK STORE」にも発見。

また夢京橋キャッスルロード近くにある「MITTS  FINE BOOK STORE」という本屋さんでも、彦根かるたの取り扱いがありました。可愛いお店ですので、興味のある方はぜひとも足を運んでみてください。

巨大彦根かるたの姿も

四番町スクエアの地面に並べられた彦根かるた。

通常サイズの20倍に当たる巨大彦根かるたは、四番町スクエアで年2回マルシェを開く「三九三九(さくさく)ひこねマルシェ実行委員会」が作成したもの。実際にこの巨大かるたでも遊べるようです。

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