彦根城内堀界隈を中心とした幻想的なライトアップ『城あかり』が2021年10月1日(金)から開催さています。これは『彦根夜の陣2021』としての一環で、彦根城天守や、内堀の石垣などがライトアップされていますが、今回はその中でも彦根城二の丸佐和口多聞櫓(ひこねじょうにのまるさわぐちたもんやぐら)周辺を撮影してきました。
そもそも『彦根夜の陣2021』とは、夜の彦根をぐるっと楽しめるイベントで、彦根城夜間特別公開や観月の夕べ(玄宮園ライトアップ)などもあります。詳しくは下の参考ボタンで確認してみてくださいね。
それでは、行ってきます!
参考 「彦根夜の陣2021」を実施します彦根市目次
彦根城夜間ライトアップ
『城あかり』
『城あかり』は、天守や内堀のライトアップ、また毎年定番となっている佐和口多門櫓石垣への井伊家家紋の投影を行っています。またVermillion ship(ヴァーミリオンシップ)という、毎年テーマに沿ってライトアップが佐和口多聞櫓周辺で行われる夜間イベントです。
おすすめ撮影スポット
ブルーバージョン
ホワイトバージョン
レッドバージョン
『城あかり』おすすめ撮影スポットは、やはりこの佐和口多聞櫓です。3色にわたってライトアップが変化し、ブルーは冷たさ、ホワイトは可憐な、レッドは情熱さのようなものを感じました。井伊家の家紋もダイナミックに投影されています。
Vermillion ship(ヴァーミリオンシップ)について
お堀水面の装飾でより幻想的な姿に。
こちらは去年のVermillion ship(ヴァーミリオンシップ)の写真です。通常時との違いはというと、この水面に浮かんでいる装飾。浮かんでいるのはソーラーランタン付きペットボトルで、中には、赤の折り鶴(井伊家の赤備え)と金色の折り鶴(天衝の金色)が入っています。数年前、実際に彦根商工会議所でこの折り鶴を折った記憶があります。より幻想的な雰囲気になり、撮影にもおすすめです!
佐和口多聞櫓
近くには記事でも紹介した「ホテル彦根キャッスル リゾート&スパ」さんがあります。
こちらは昼間の佐和口多聞櫓の様子。青空にしっかりと映えてるように、のびのびと建っていました。ここで少し、佐和口多聞櫓について紹介しておきます。
彦根城の4つの門のひとつである佐和口は南の京橋口、西の船町口、北の長橋口とともに表門に通じる入口として、大手門がある京橋口とともに彦根城の重要な城門のひとつでした。佐和口多聞櫓は、その佐和口を守るための防御の要です。正式名称は、彦根城二の丸佐和口多聞櫓。
上の写真の左側が江戸時代から現存する部分。右側は明治のはじめに解体されてしまったものを、1960年(昭和35年)に開国百年を記念して復元したコンクリート造りの建物で、現在は開国記念館となっています。
開国記念館入り口の様子。
場所の分かりやすさで言うと、彦根駅のほうから「いろは松」に沿って進むと見えてくるのが佐和口多聞櫓です。
いろは松の奥に見えるのが、佐和口多聞櫓。
佐和口多聞櫓についてもっと詳しく知りたい方は、下の記事を良ければ参考にしてみてください。知っておきたい見どころについても記載していますので、おすすめですよ!!▼
【彦根城】『佐和口多聞櫓』の見どころ発見!知っておきたいポイントも紹介
井伊家の家紋
ライトアップ時、佐和口多聞櫓に写っているのは井伊家の家紋。家紋は「丸に橘」となっています。橘の紋は他にもたくさんあるそうですが、井伊家が使用したものは「井伊橘」とよばれ区別されています。
感想
佐和口多聞櫓の間からライトアップされた彦根城が見えました。
城あかりは毎年恒例となった夜間イベントですが、何回見ても佐和口多聞櫓の家紋のダインミックさ、幻想的な姿は飽きません。夜の撮影は難しかったですが、写真におさめておくことで思い出にもなります。秋のシーズンは玄宮園のライトアップもあるので、ぜひ一度併せて観に行って夜の彦根を楽しむのもありだなと思いました。また昼間とひと味違った彦根の夜の雰囲気でした。
アクセス
金亀町は彦根城城郭の一帯が密集し、観光するのにぴったりなエリアです。
イベント情報
『城あかり』(彦根城二の丸佐和口多聞櫓ら周辺)
住所:〒522-0061 彦根市金亀町
日時:令和3年10月1日(金曜日)から令和4年2月13日(日曜日)の日没〜21:00
参考
「彦根夜の陣2021」を実施します彦根市