【国宝】『彦根屏風』の魅力に迫る!展示場所やレプリカなどについても解説!

国宝にも指定されている風俗画の傑作屏風絵『彦根屏風(ひこねびょうぶ)

今回はそんな歴史的価値のある彦根屏風について紹介していきます。彦根屏風は、彦根城博物館にて所蔵されており、年1回(ゴールデンウィーク頃)公開されます。(レプリカは、彦根城博物館の受付付近に展示されています。)

また彦根屏風をモチーフにされているモノについても紹介しています。彦根屏風の歴史とともに、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです!では彦根屏風の歴史から早速見ていきましょう。

彦根屏風


彦根城博物館の受付付近にある彦根屏風のレプリカ。

「彦根屏風」とは、彦根藩主井伊(いい)家に伝えられた、近世初期風俗画の傑作として高く評価されている屏風絵図です。国宝に指定されており、国宝の指定名称は「紙本金地著色風俗図(しほんきんじちゃくしょくふうぞくず)」と言います。大きさは、縦94.0cm 横271.0cm。制作は寛永年間(1624~44)と考えられており、舞台は、当時の京の遊里(ゆうり・女部屋が集まっているところ)の様子だと言われています。

注目ポイント!①
各人物は、屏風の山折りと谷折りの形態を活かし、それぞれが緊密な対応関係にあり、そのさまざまな姿態とともに、計算されつくした完成度の高い構図をとっています。確かにじっくり見てみると折り目に沿って描かれているのがよく分かりますね。


ポージングは少し艶かしい感じがします。

また、人物の髪や衣装の模様、線描と賦彩(ふさい・いろどりを与えること。 ある種の傾向や性質を帯びること)は緻密さを極め、質感までもが表現され、生々しい印象にもなっています。


芸ごとをしている様子。絵の中にさらに絵が描かれているのが面白い。

三味線、双六(すごろく)、恋文、画中画(がちゅうが・絵の中に絵が描かれている様子)の屏風絵は、漢画(かんが・おもに中国の宋、元、明、清の絵画に倣って制作された日本絵画)の伝統的画題である琴棋書画(きんきしょが・中国古来の文人における必須の教養や風流事を意味する「琴」「囲碁」「書」「絵」の四芸のこと)の見立てであり、屏風絵は室町期の本格的な漢画の技法をとっています。

ここに注目!②
彦根屏風を描いた絵師は、卓越した素養と手腕を持つ狩野派と言われています。狩野派とは、日本絵画史上最大の画派であり、室町時代中期から江戸時代末期まで、約400年にわたって活動し、常に画壇の中心にあった専門画家集団です。そんな集団がいたなんて!歴史の背景も知れて面白いですね。

展示場所(彦根城博物館)


外観の様子。

彦根屏風の説明部分で使用したレプリカの写真は、彦根城博物館で撮影しました。ブログに載せても良いよということだったので、今回使わせてもらってます。毎年ゴールデンウィーク頃には、実際の彦根屏風の公開がされますので、またおいおいこの記事に追加していきたいと思います!

彦根城博物館は、彦根城内の表門橋を渡った場所にあり、昭和62年(1987)2月、彦根市の市制50周年を記念して、彦根城表御殿跡地にその復元を兼ねて建てられました。井伊の赤備えなどの展示もここで見ることができるので、気になる方はぜひ行ってみてください!

アクセス

『彦根城博物館』
住所:〒522−0061 彦根市金亀町1−1
営業時間:8:30〜17:00(入館は午後16:30まで)
TEL:0749ー22−6100
観覧料:一般500円 小中学生250円

※30名上の団体割引あり ※市民の方はマイナンバー提示で無料で入館可能です。 ※展示替など一部休室期間中は、一般300円、小中学生150円で入館出来ます。

 

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ホームページ

ここで彦根屏風を発見!

ここからは、市内で見つけた彦根屏風がモチーフにされているものをピックアップしていきます。あなたの周りにももしかしたら、彦根屏風が身近にあるかもしれませんよ。

JR彦根駅


彦根駅西口の様子。

やってきました、彦根駅です。ここに彦根屏風があると噂を聞きつけて来ましたが、本当にあるのでしょうか。その前に、西口前のローターリーにの銅像がなんだか気になるな。


彦根駅西口前のロータリーにある「井伊直政公像」

これは、徳川四天王の一人として天下分け目の合戦で知られる関ケ原の戦で功をあげ、石田三成の居城であった佐和山城を与えられ、十八万石の大名となった、彦根屏風とも関連深い、井伊直政公の像です。彦根屏風は井伊家に伝来したことから、「彦根屏風」と名が親しまれるようになりました。


東口にも繋がる通路に展示されています。

そして改札のある2階へ行くと、発見しました!こちらは「ひこね屏風ジャンボプリント」と呼ぶようで、大きさは縦2m、横5.4m。実際の彦根屏風よりもかなりビッグになっています。作成したのは、NPO法人芹川さんによるもの。間近に絵の模様などが見れるので、彦根駅に来た際はぜひチェックしてみてください!

城下町彦根の町家 本町宿


ひこつ〜の記事でも紹介した本町宿。

続いて、本町宿にやってきました。本町宿は江戸時代から続く建物で、その姿を残しながら、現在は民宿のような宿泊施設になっています。隣には井伊家ゆかりのお寺(明性寺・みょうしょうじ)も建立され、彦根の歴史や文化、まち並みを感じながら宿泊できる場所です。


陶器に描かれている姿も趣があります。

発見しました!なるほど、本町宿には、部屋の飾りとして、またお客さんに出す湯呑みに使われているようです。宿泊しながら彦根の文化にも触れることができる、とっておきの場所です。本町宿については、ひこつ〜の記事も参考にしてみてくださいね。

【彦根市】『本町宿』は民宿さながらの雰囲気を感じれる城下町の町家

ゲストハウス無我


ひこつ〜記事でも紹介したゲストハウス無我。

宿泊施設繋がりで、こちらはゲストハウス無我さん。近年では人との繋がりを生む場や地域の魅力を発信する場として“ゲストハウス”と総称して呼ばれていますが、その中で無我さんは本来のゲストハウスの意味付けである、バックパッカーなどのひとり旅行者向けの宿として彦根で唯一営んでおられます。


キッチン付近で発見しました。

発見しましたよ!無我さんでは、彦根屏風をモチーフにオリジナルTシャツを販売されています。サイズも豊富ですね。


フロントにデザインされています。

デザインには、彦根屏風の上下にローマ字が入っていてお洒落です。普段使いにでもカッコ良く着れそうです。彦根愛を感じますね。ゲストハウス無我についても、良ければひこつ〜の記事を参考にしてみてくださいね!

【彦根市】『ゲストハウス無我』は古民家利用で来た人もホッとするおすすめな場所!

最後に

今回は彦根屏風について書いてみました。彦根屏風は歴史的なものだから少し遠い存在のもののように勝手に思っていましたが、彦根駅やお店など自分の身近でも触れることが出来て、グッと距離が近くなったような気がしました。彦根屏風はカッコ良いと個人的に思っています。

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